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小・中学校教育課程実施状況調査から [子育て・教育]

 先日、22日に公表された小中学生全国学力テストの結果は 全体的
によかったそうだ。

 今回の結果の注目点は、授業時間で小学校が314時間、中学校で175
時間多かった旧指導要領下で学んだ児童・生徒より、新指導要領の「ゆと
り教育」で学んだ子どもの方が、大半の教科・学年で成績が良かったとい
う点だ。
 しかし、喜んでばかりもいられない。今回の調査をよく見ると、国語に
おいては、自分の考えを文章で書き表す「記述式」の問題があいかわらず
弱く、無答率が高かったそうだ。漢字もあいかわらず書けないようだ。
 もう一つ目についたデータは、朝食を「必ずとる」子供は「全く、また
はほとんどとらない」子に比べて1割程度、得点が高かったそうだ。
 私も、2月23日にこのブログで書いた
                   「 生活習慣と学力の関係は…」
も参考にして頂きたい。

 今回の結果が多少でもよかったのは、学校現場で「個に応じた指導」・
「補充的な指導」などの指導の工夫を重ねてきているからだと思われる。
  一部には「新学習指導要領の成果」などというものもいるが、学校現場
が学力低下を深刻に受け止め、漢字や計算等の基礎的な指導の徹底・考える
授業などに力を入れてきたからだ。
 言い換えれば今まで基礎基本の重視と言いながらも、その指導が不十分だっ
たからであり、国際的な学力調査の結果を見て「学力低下」と気づき、改め
て基礎基本の大切さを確認すると共に、学習意欲の向上を目指し指導の工夫
がなされた成果と思われる。

 今後、指導要領の見直しがなされていくようだが、今回の結果をも踏まえ、 
   *今のような社会でいいのか?。
     ・深夜営業         ・夜遅くまでの学習塾
     ・自分勝手な人間の増加   ・いかがわしい性の氾濫
     ・子どもからのもうけ主義・・・
   *子育て・少子化問題・家庭教育の在り方は?。
     ・結婚観          ・ニート問題
     ・虐待・大人の心の不安定さ
     ・年金を払わないでも平気な人たち 
     ・安心して子どもを育てる環境づくり(家庭・社会)・・・ 

など、現代社会と子どもの実態をしっかり捉え、日本の将来を見据え日本社
会全体で未来に生きる子どもを育てていくための指導要領の改訂をして欲し
いと願うものである。


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