「山びこ学校」-無着成恭 [子育て・教育]
雪
石井敏雄
雪がコンコン降る。
人間は
その下で暮しているのです。
この詩は戦後日本の教育の1つの実践記録として話題となった「山びこ学校」の冒頭の詩です。
昨日の夕方、たまたまケーブルテレビで放送されていた番組=ドキュメント[山びこ学校と無着成恭]を見ました。
『山びこ学校』は戦後日本の教育の原点であり、私も教師になる前に読みあこがれた教育実践記録でした。
地域から理解されず、村から出た無着先生が、その後明星学園でも、テスト教育反対を貫いて教職を退き、現在僧職に帰依した人生の後半を紹介していた。
最後に学校で学ぶことは「人間になること」、そして社会の最小単位の「家族」の在り方を学ぶ場だということを述べていました。
学校は知識だけを学ばせる場ではなく全人格を育てる場と捉えていた私は、最近の学校の現状を見ていて改めてこのことを再確認しました。それと今一番難しいことですが、地域(保護者・社会)に学校のあり方・家庭のあり方をもっともっと自信を持って啓発していかねばと強く感じました。
今各学校は多くの課題を抱え・抱えさせられ忙しさに追われています。
各学校の教育目標は人間としてこうなってほしいという願いを『教育目標』として掲げています。
先生方には、あたりまえのことですが常に教育目標を意識して1時間1時間の授業を大切にして欲しいと思います。
がんばって! 先生たち
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