田園地帯で、「ブロッケン現象」か? [今日の出来事]
2/5(火)、S県の田園地帯で「ブロッケン現象」らしいものを見ま
した。
山登りに凝っていた若い頃、槍ヶ岳の肩・八ヶ岳の石室付近で感激し
て見たのを思い出します。
「ブロッケン現象」とは、ドイツのブロッケン山頂でよく見られるこ
とからこの名称がついています。
太陽などの光が見る人を通り越した所にある雲や霧に散乱され、見る
人の影の周りに虹色の光輪となって現われる現象です。
当日は午前中所用で出かけ車で帰宅中、久しぶりに気温が高く素晴ら
しい青空なので、今日はS県の田園地帯で“コミミズク”が見られるか
もしれないと思いつき、昼食後バードウォッチング仲間の友人に連絡し
急遽出かけることになりました。
“コミミズク”が見られるという情報はだいぶ前から聞いていて、出
かけたこともあったが風が強かったり寒かったりで、今まで見ることは
出来なかったのです。
現地には2時半すぎに着きましたが、田園地帯の農道にはもう車が
10数台。顔馴染みの方も多く、目的は皆同じ。
あたたかい日差しを浴び、“コミミズク”が現れるのを久しぶりに会っ
た野鳥仲間と雑談しながら待っていると、田園のあぜ道の向こうにボォー
とした虹のような輪が見え、その真ん中に黒い影が、私が位置を変える
とその影も動くのです。
ブロッケンか?と思い、その場にいた仲間に伝えようとしたとき、
「“コミミズク”がでたぞ~」という声。その場にいた仲間は皆反対側
の土手の方にカメラを向けました。
遠くの雪の残った土手の斜面に飛ぶ鳥の姿、めあての“コミミズク”
の出現でした。
その後は、私も“コミミズク”を撮るのに夢中になり、「ブロッケン」
のことは忘れていました。
帰宅し、撮ってきた“コミミズク”の写真を整理し、ホームページに
掲載し、ホットした後になって「ブロッケン」のことを思い出しました。
その時の状況を思い出してみると
・夕方3時10~30分頃。
・太陽を背にした反対側。
・50mほど先のあぜ道あたり。
・見た農道は、田んぼから1~1.5mほど高いところ。
・冬には珍しい気温が高く、雪どけがすすんでいた。
・うっすらともやのようなものもあった。
・うすい虹のような円(3/4だが)。
・円の真ん中に人影のようなものが見え、私の影らしい。
以上の状況から、「ブロッケン現象」と思われるのだが証拠はない。
当日のカメラも500mmの望遠レンズ付きでは撮ることも出来なかった
のですが、珍しい現象に出会えたと思い、自分では満足しています。
*当日撮った“コミミズク”は、Myホームページ
の『野鳥写真アルバム』でご覧ください。
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