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今年のテレビ番組より(生涯を持った子どもたち) [子育て・教育]

 私はいい年をしてテレビ人間です。今年もあとわずかになりました。
 今年はテレビ番組で今まであまり知られていない障害を持った子どもを題材にした
番組が多くありました。
 ダウン症・自閉症・病弱な子どもなどを中心に親の悩みや、それを支援する先生・
友達たち。、そして、周囲の大人たちが障害のある子どもへの理解が深まっていく姿
がえがかれていました。。
 今まではあまり番組としては取り上げられなかったものです。私も、過去に接した
多くの子どもたちを思い浮かべながら視聴していました。

 現在、こうした子どもたちが増加しているといろいろな調査の結果からも言われて
います。
 小・中学校の通常の学級に在籍する特別な支援を要する児童・生徒の割合について、
東京都が独自に全児童・生徒を対象に行った実態調査結果では4.4%で、国の調査結果
6.3%の割合で存在している可能性があるとのことです。

 国や都では、「特別支援教育」として行政的な取り組みを始めています。各学校の取
り組みと教育委員会との連携も始まりました。

 しかし何といっても、障害を持った子どもが社会の一員として生きていくには、障害
を持った子どもの保護者が我が子の障害に理解を深めること、そして、学校はじめ周囲
の理解と協力が不可欠です。

 どの親御さんも我が子が普通の子どもとして育ち、将来自立してほしいと願っていま
す。障害を持った子どもの親御さんも、我が子が「ちょっと他の子どもと違う」と気づ
きながらも、我が子の障害を知ることのおそれや不安もあるようです。
 育児相談・教育相談、養育センターはじめいろいろな機関があり、一人で悩まず勇気
を持ってそれらの場をたずねることも大切です。
 早く子どもの障害を知り、将来に向けて学校と家庭との連携した教育を早期から始め
ることが子どもの成長をより促すことになると思います。

 世の中は、他人のことにかかわらない・自分のことしか関心がないといった風潮があ
ります。しかし、子どもが健全に生きていくには地域社会が温かな、みんなで子どもを
見守る環境が大切です。
 とくに、障害を持った子どもも、他の子どもと一緒に社会の一員として成長していく
には周囲の友だち・大人の理解と協力が必要です。
 番組の中では、周囲の人たちが少しずつ理解が深まり、希望をもつところで終わる場
面が多いですが、現実は厳しい面もあります。
 私もほんの少しですが、これからの社会全体が変わり、子どもたちが住みよい地域社
会になるよう微力ながら努力していこうと思っています。


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ぴい

はじめまして、関連記事から訪ねて来ました。
実は、私の娘はアスペルガー症候群です。
この分かりにくい障害を持ちながらも、
誰からも理解されずに一人で苦しんでいる子どもたちが、
まだまだ沢山居ることを思うと、居ても立ってもいられない気持ちになります。。
by ぴい (2005-01-23 00:24) 

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