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今後の学習指導要領の改訂に向けて [子育て・教育]

 昨日の報道で、中山文部科学相は子どもたちの学力低下問題について、
「国語、数学などの主要教科の授業時間を拡大のため、「総合的な学習の
時間」を削減し、主要教科の授業に振り替えるとの意向を明らかにしたら
しい。
 「総合的な学習の時間」は2002年度に導入した新学習指導要領の目
玉で、これを削減することは、文科省が推進してきた「ゆとり路線」から
「学力重視」への大きな転換となる。

 ここ1-2年の文部科学省の一貫性のなさには現場の学校の苦労は並大
抵でない。  
 学校5日制が実施され、授業時間も削減され、そのことが学力低下問題
のきっかけになり、OECDの調査で「ゆとり路線」から「学力重視」へ
の方向がどうやら決定的のようである。

 そもそも現指導要領の改訂の時、現場の意見を十分に取り入れず、子ど
も達の実態を深く見ず、子どもの頃は優秀であった多くの委員(学者や知識人)
の考えを中心に改訂されたように感じる。

 一昔前に比べ、意欲に欠け・学習意欲・公共心が失われつつある子ども
達が増えている現実である。
 私の子どもの頃は、好きな体育・理科の時間が待ち遠しく、時間割を見
つめ好きな教科がある曜日を待ちどおしく思ったものである。

 しかし、現在、教科時数は一律単純に数%減らされ、現場では週・月ご
とに時間割をかえている学校が多い。
忘れ物が多く、意欲に欠ける子どもが増えてきている中、子どもの実態よ
り指導要領・文部科学省の一貫性のなさで翻弄されている現場が多いのである。

 ぜひ、次の改訂では子どもの実態(家庭・学校・社会)をしっかりとら
え、目先の教科の成績向上だけでなく
           「真に生きる力」
  (私はせまい教科等の学力はもとより、向上心・公共心・
             日本人のよさ・・・をも含めたものと捉えている)
を育て、国際社会で自立した信頼される人間を育てる内容にしてほしいと
強く願っている。


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