SSブログ
子育て・教育 ブログトップ
- | 次の10件

OECD調査 学力低下問題について-2 [子育て・教育]

 学力低下ということについては、子ども達を直接指導している学校もこの結果をしっかり受け
止め、今後の学校のあり方についての大きな課題だととらえているようです。
 『学力とは何か。』の再確認も必要かも知れません。

 前回は[1]では、「学校に通うには・授業態度」等について、各家庭と学校との協力・連携
が必要だということを述べました。

 現在、多くの学校の子どもの学習の様子で、特に小学校高学年になると算数や国語において様
々なテスト結果をグラフ化すると、少し前の子どもの結果と違ってきていると言われています。
 昔?は正常分配曲線的な結果になることが普通でした。すなわち、点数の低い子どもが少数で
中位の子どもが多く、高得点の子どもが少ないと言った山ができました。
 しかし、最近の結果は“フタコブラクダ”のように高い点数をとっている子どもの山(数)と
低い点数をとっている子どもの山ができ、真ん中が低くなっている傾向があるときがあります。
言い換えると出来る子と、出来ない子がはっきりし、昔の真ん中へんの平均的な子どもが少ない
といった二極化した現象が見られることも多くなってきたということです。
 このような状態では、平均点をとってもあまり意味のないこともあります。
 教師のさらなる指導の工夫と指導力の向上をはかると共に、家庭での学習のあり方も考えねば
なりません。

 日本の子どもは勉強しなくなったといわれています。前回のOECD調査では、「宿題や自分
の勉強をする時間」は参加国中最低
だったようです。
 分かる楽しみで勉強するより、いわゆるよい大学へ進学するための勉強だったり、少し分から
ないとあきらめてしまう子ども、我が子の勉強に関心を持たなくなったり励まさなくなった親も
散見するなど・・・がその要因の1つかもしれません。

 -------------------------------------
           学校の取組を支援するための国の施策
    1   きめ細かな指導で、基礎・基本や自ら学び自ら考える力を身に付ける
    2   発展的な学習で、一人一人の個性等に応じて子どもの力をより伸ばす
    3   学ぶことの楽しさを体験させ、学習意欲を高める
    4   学びの機会を充実し、学ぶ習慣を身に付ける
    5   確かな学力の向上のための特色ある学校づくりを推進する
 -------------------------------------
 上記の1~5についてまだ不十分なところもありますが各学校が現在取り組んでいます。
 最近は、学校によっては少人数指導の工夫をしたり、残り勉強をしたり、夏休み中なども学級
の子どもを集めて補習している学校・先生も増えてきました。

 学習の方法をしっかり身につけさせるのが義務教育の果たす役割だと思います。これらのこと
は、学校だけでおこなうことのように思われがちですが、各家庭でもこれらのことを知り、学校
では「友だちと一緒に勉強するところ。」家庭では「宿題・家庭学習・お手伝い・・も大切」

いうことをはっきり子どもに伝えていくことが大切です。

 世界の中でも有数な学習大国だった日本、これは保護者と学校、さらに地域・行政が力を合わ
せたとき、またそんな遠くない時期に復活する(期待)と思います。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

OECD調査 学力低下問題について-1 [子育て・教育]

 12/8のニュースで、表題について各新聞・テレビ・ラジオ等で報道され大きな話題になっ
ています。
 私はこの結果について「やはり」という感がしています。

 この調査は、OECD加盟国を中心に、知識や技能を活用する能力を3年ごとに調べ、2度目
の今回は29の加盟国と11の非加盟国・地域の15歳が対象で、日本では昨年7月、高校1年
生約4700人が受験し、13種類の調査問題から1種類受験したそうです。

 この原因について、各マスコミ等で「ゆとり教育」「指導要領」等、教育行政・現場の学校へ
の批判が述べれれていますが、それだけでしょうか?
 もちろん、子ども達を直接指導している学校もこの結果をしっかり受け止めなけれなりません。

 教育現場にいた身として、現在の学校での子どもの実態で、多くの学校で悩んでいることに、
どの子どもも各学級の中で力を発揮させたい-全員の子どもによりよい授業を提供していきたい
と努力しています。しかし、
  ・忘れ物(小学校低学年で直らない場合、中学でも同様である。)
  ・授業態度(きちんと学習のルールをいきわたらせることが難しい。)
  ・家庭学習・宿題をしてこない。 
  ・・・・
などの問題で多くの担任・学校が苦労しています。
 以上のことは、教師の力量にもかかわってくる問題もありますがが、家庭での比重もが大きい
ものです。
 最近、入学時の1年生から学級崩壊などということも聞きます。授業らしき体制が1学期の内
にできればよい状態かもしれません。

 一昔というとすぐ年寄りの口癖と言われかねないですが、その頃は4月中にと言われていてい
ました。その頃は、保育園・幼稚園から小学校に入学する子どもには「学校に行ったら、友だち
と仲良く、しっかり勉強してきなさい。先生の話をしっかり聞いてらっしゃい。」
と保護者が毎
朝、家から学校に送り出したものでした。今はどうでしょうか?
 「宿題したか?」「勉強したか?」これが学校から帰った後の親の口癖でした。私も子どもの
頃、よく言われました。してなければ強く怒られたものです。今はどうでしょうか?
 もちろん、現在も同様な家庭が多いと思います。しかし、そうでない家庭も見かけるようにな
りました。

 保育園・幼稚園とちがって学校は、多くの友だちと一緒に勉強したり、人間関係の基礎を創る
です。学級という集団で生活しますからそこには当然ルールがあります。そのルールを知らな
い・忘れた保護者の方もみられます。
 きつい言い方かもしれませんが、授業参観中-子どもの教室の中で世間話をしたり、ガムをか
んでいたり、携帯で我が子中心に写真を撮ったり、つれてきた幼児を自由にさせたり・・・・・

 ぜひ、学校と保護者の方々と子どもが社会の中でよりよく成長させていく教育のあり方につい
て家庭教育・学校教育の立場を明確にさせ、理解し合い連携を深めてください。きっと学力向上
の1つの方策になるはずです。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

家庭の中で、コンピューターは [子育て・教育]

 よく保護者の方から、「子どもにコンピューターを買ってやりたいのですがどんなのがいい
ですか?」と聞かれることがあります。質問の意図はどのメーカーの品がよいかといういうこ
とが多いようです。
 私の回答は、
  1.あなたのお子さんが通っている学校のコンピューターのOSは何か確認。
   (現在「Windows」が圧倒的に多い。)
  2.最新のOSがよい。
   (現在=「XP」 多くの学校はリースで設置しているので、ほぼ5年ほどたつと最新
    の機種に変わる。)
  3.メーカーによってあまり変わらない。
   (使い方が分からなかったり・故障時にすぐ対応してくれるメーカー・お店で購入を。)
と答えますが、それより大切なことは『どのように子どもに使わせるかが大切です。』と言い
続けています。

 コンピューターを子どもに与えておけば勉強すると簡単に考えてはいけません。
 子ども部屋にテレビを置くことと同じく、小・中学生の子どもの部屋にコンピューターを置
くことは、テレビ以上に問題です。
 もしかすると、勉強どころか、ゲームし放題・子どもに見せたくないAV・自殺・薬・・・
などのサイトも見放題??---(そうでなければよいのです。)

 私もコンピューターを家庭で使い始めて十数年たちます。はじめは仕事用でしたが、インター
ネットが発達し、子どもにも使わせたいと思い、家族が集まる居間の片隅にデスクットップの
コンピューターを設置しています。監視しているわけではありませんが、子どもが何をしてい
るのかいつも見えます。また、分からなければ「どうするの?」と子どもから聞いてきます。
 私が仕事や趣味のデジカメデータの整理やホームページなどを作成していると、子どもから
見に来ます。家族の1つのコミュニケーションの場にもなりました。
 子どもが大学にすすむ頃は、家族全員がメールチェック等・勉強・仕事・・・ 1台では足
りなくなり、居間のコンピューターが使えないとき用に仕事場で使っていたノートコンピュー
ターを家庭に持ち込みました。(これを機会に仕事場では、新しいコンピューターを・・・)
 現在、独立した子どももいますが、たまに帰ってくると居間のコンピューターに親に見せた
いデジカメのデータを入力していったり、年賀状づくりを一緒に考えたりしています。

 各家庭では、子どもがコンピューターを使うには 昨日述べた授業の中で子どもと約束した
  ○ネチケットを身につけよう
  ○コンピューターを活用するのと同じく、外遊び・友だちとの語らいを大切にしょう
を学校だけでなく、各家庭でも未来に生きていく子どもたち=ひとりひとりに躾の1つとして
身につけさせていきたいものです。


nice!(5)  コメント(2)  トラックバック(2) 
共通テーマ:学校

子どもたちとコンピューターの授業 [子育て・教育]

 今週からまた、ボランティアでA小学校の子ども達とコンピューターの授業を始め
ました。
 やっと、コンピューター室が新設され、子ども達は期待していたようです。
 もう家庭にあるコンピューターを使っている子どももいましたが、始めてコンピュー
ターにふれる子どももいました。
 はじめは不安そうでしたが授業を終わる頃には生き生きとした顔になり、私もホッと
しました。
 帰りには、玄関まできて「楽しい授業だった。」とわざわざ言いに来てくれました。

 アメリカでは情報技術(IT)が社会で重要な役割を果たすようになり、コンピューター
が使える人と使えない人の間に格差(デバイト)が生じてきたと言われています。
「デジタル・デバイト」と言われ、日本でも同様の現象が生じ始めたと言われています。
 ただ日本はアメリカほど所得格差が大きくなく、ネットの普及もすすみ、まだ、大きな
問題にはなっていません。
 一般家庭にもいきわたり始め、小学校でもコンピューターを学ぶようになりました。

 コンピューターはとても便利なものですが、犯罪や悪用する人も出はじめています。
子ども達には、ネチケットを守り、自分をしっかり見つめ、活用できるようにさせたいも
のです。 

(子どもたちとの約束)
  ○ネチケットを身につけよう
  ○コンピューターを活用するのと同じく、
               外遊び・友だちとの語らいを大切にしょう


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校
- | 次の10件 子育て・教育 ブログトップ