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国立大授業料について [今日の出来事]

 新聞によると、来年度予算案で国立大学の授業料の目安となる「標準額」を1万50
00円引き上げ、53万5800円とすることで決まりそうだ。今年4月の法人化前は、
全国一律52万800円とされていたそうだが、法人化後は各大学が標準額を目安に授
業料を定められ、大学間で授業料にバラツキが出るそうだ。
 今まで、国は、私立大学との格差を理由に、03年度まで隔年で授業料と入学料を値
上げしてきたらしい。今年度は入学金を値上げする順番だったが、「入学金については
私大との格差は解消された」との理由で据え置かれた

 国立と私立を同じにする必要があるのか、私は疑問である。国立の学生が得をしてい
るからだというのだろうか。

 私が学生時代は確かに安かった。入学時、年間9千円であった。それが1万2千円に
なるというのでストライキをしたものだ。確かに私立大学とは大きな格差があった。
 しかし、本当に大学に勉強しにきていた学生が多かった。貧乏人でも学費が安い国立
大学ならいけると猛勉強していた学生も多かった。私の同期でも、社会に出て数年間働
き、学費を貯め大学にきてアルバイトしながら学んでいた学友も多い。

 現在、国立大学に入学している学生は、一流といわれる?幼稚園-小学校-中学校-
高等学校と塾に通い、お金がないとなかなか国立大学や一流といわれる大学にいけない
現状もみられる。先の東大生の家庭環境調査で、裕福な家庭でもない普通の家庭の学生
も多いとの結果をみたが、何か腑に落ちない気がする。
 しかし、現在恵まれた?時代とはいえ、勉強が好きでも学費が高く大学に進学せずに
いる者も一部いるようである。大学へいって遊んでいる学生も多い中、本当に学びたい
者が、安い学費で学べる大学があってもよいのではないか。
 金銭的には貧しいが、本当に勉強したい優秀な学生が埋もれているのではないか心配
である。


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